2024
2024/1/20 1月に思ったこと 今月はいろいろなことが沢山起きたので、ちょっと感想を書いておこうかと思い立った。
 ・まずは元旦に起きた能登半島地震だ。 局地的な大地震で土砂崩れ、火災、津波が人々を襲い多くの死者とけが人、そして多くの避難民を出した。 真冬の一番悪い時期であり、ご苦労が多いいと、お見舞い申し上げる。 
 
・昨年末から引き続いたアベ派ニカイ派を中心とした政治資金規正法違反事件は、大山鳴動して鼠一匹に終わるのか?という感じだ。 政治家の逮捕者はたったの1名、起訴されたのは会計責任者が数名、辞職議員1名は82歳のご老人。 政治家の厚顔無恥は十二分に承知していたが、まあ情けないを通り越しているのではないか。 ただ、そんな政治家を選んだ多くの国民こそ、一番反省すべきだと思う。

 ・昨年末の八代亜紀さん、今月に入り中村メイコさん、篠山紀信さんの訃報が続いたが、特に八代亜紀さんのは驚いた。 膠原病だったそうだが、それにしても若い。 舟歌をゆっくり聴く。 
  歳をくってくると、どうしても自分と同じ世代の訃報に驚かなくなりつつある、それがちょっと怖い感じだ。
2024/3/29 家のメンテナンス  我が家も建ててから25年がたった。 外壁塗装は一度やったのだが、へーベルとへーベルをつないでいるコーキング剤が硬化してしまい、地震の時に機能しなくなりつつあるという。 機能維持をして住み続けるため外壁周りのメンテナンスをすることにした。
 とはいっても、年金暮らしの身、それほど余裕のあるわけはない。 だが、ここのところの株価急騰で、楽しみだけで買っていた「優待目的」の株価も高騰。 ある意味では売り時が難しい株を売るきっかけになってくれたともいえる。 
 マルハニチロ、日本マムドナルド、トリドール、吉野家、ビックカメラ、日本取引所、ゼンショーなどを売却して、メンテナンス費用を工面してしまった。
 考えてみれば、2〜3,000円ほどの優待品目当てで購入したものが、数百万円の利益を出してくれたわけで、かなりつきまくっていたのだろう。 
 儲けるつもりで買ったのではないところがミソで、これまで金儲け目的で買った株で良い思いをしたことはほとんどない。 買えば下がるし、売れば上がる、不純なものはどこまでいってもだめかもしれない。
2024/3/31 世情  佐伯啓思氏の「異論のススメ スペシャル」という朝日新聞に連載されている記事に、「トランプ現象と民主主義」というのが掲載されて、興味深く読んだ。
  民主主義が内蔵する矛盾と危うさ、リベラルの傲慢と詭弁の指摘。 そして大衆扇動は民主主義の根本的な性格のひとつであると断じる明快さに驚く。 ギリシャ時代のプラトンの民主政批判とフェイクの相関などなど、とても興味深かった。
 トランプ現象の側面を的確に捉えていて感心したのだが、それよりも「民主主義」という普遍的と思われがちなもののもつ決定的な脆弱性の指摘に共感したのだ。 
 21世紀の現代、世界の政治状況は極めて悲惨なものであることは、トランプ現象に限らず独裁者プーチン、習近平体制、自民党政治家の腐敗等々枚挙にいとまがない。 
 どうも「人間は自分の望むものしか見たがらない生き物かもしれない」と唄ったのは中島みゆきだが、そこにも本質が指摘されているのかもしれない。