初めての奥入瀬渓谷2009.7.3〜5
大人の休日倶楽部パスという3日間乗り放題(東日本館内+α 新幹線・特急も)という50歳からの18切符を買って念願の奥入瀬を訪ねる。 今回は悦之が組の旅行に行くのでわての一人旅。 「ただし」がついて、18切符のように気ままさはない。 3日間を確実に限定してしか切符が買えない、特急・新幹線のは指定席が多いので6回まで指定できるが、これでは2泊3日の行程を事前にほぼ完璧に作る必要がある。 18切符のように、「残りは又今度」とかの自由度はない。 でもって色々練ったあげく、送迎バスを使ったり、格安の伊東園ホテル系列を使ったり、はてまて初宿泊特別料金のホテルにしたりケチりにケチっての旅となった。
 当初は帰りを花輪線経由にしようと指定席を購入したが、五能線を回っても帰り着ける目処が立ったのでそちらに切り替える、帰りは遅くなるものの五能線はこのあたりの定番、まあ今回は初夏の奥入瀬渓流と五能線の旅ってことですな。

5日の予定を変更しようと一昨日の時点で決めた。五能線を走るリゾートしらかみに乗れば秋田経由でもなんとか帰り着けることが解ったためだ。 でもって、快晴とは行かないが蒸し暑い6時30分に自転車で函南駅に向かう。 予定の電車より1本早い電車に乗れたので熱海駅で一旦出て緑の窓口で、5日のしらかみ2号(青森発 五能線経由 秋田行き)を購入しようとしたのですが、なんと満席です・・・・ガラガラだろうというのは思いこみだった。 東京に1時間ほど早く着いたので、はやて13号より早い電車の指定券を買おうとしたが、これも満席。 13号も満席。 いやはや驚きました。仕方がないので東京駅で駅弁を仕入れ、仙台を過ぎたあたりで頂く、ヘルシーでかなり美味でした。
まあ新幹線は速いこと速いこと、あと数分で八戸に着いてしまう。このはやてという電車は止まる駅が極小で、とにかく突っ走る。 乗り心地はそれほど良いとは思わないが、とにかく速い。 東京発9時53分で八戸に13時前に着いていますのです、18切符だと、仙台にも着いていない、せいぜい黒磯のあたりだろう。 味気ないことおびただしいともいえる。

5日、5時頃目が覚めて、予定の7時発を待つのがまどろっこしくなり、とりあえず駅まで行くと、特急はいっぱいある。 いなほ8号 6時4分発に乗る。 その前に秋田発東京行きの指定席も取った、けど使うかなあ?? いなほは新潟まで行けるのだ。時刻表がないので新潟まで行ってしまうと帰り着けるか心配。
深緑の奥入瀬を歩いた、といっても歩き始めは雨でカッパを着込み、昨夜の飲み過ぎも加わりきつくなりそうだった。 初めてなのでとにかく全部歩こうと、十和田湖の出口の「子の口」から「石外戸」を経て「焼山」までの約14km。 休屋から乗ったJRバスを「子の口」で途中下車して、歩き始める。 まあ目の覚めるようなとはこのことで、良くある奥入瀬の写真そっくりの場所があちらこちら、ちょっと進んでは立ち止まりの繰り返しでした。 
 他ではなかなかお目に掛かれない光景は、十和田湖からの唯一の出口で、十和田湖にはどこからも川が流れ込んでいないために、奥入瀬は洪水を知らないというのだ。 だから、川の真ん中の石にコケや植物、それも数十メートルもあろうかという樹まで流されずに生き延びているのだった。 しかし、この風景も「石外戸」まで、ここを境に下流は左右の小さな滝から流れ込み、水量も増え、川幅も広くなり、普通の川になる。
石外戸で12時なり、そばを食す、ついでにアイスクリームも。 で、バスの時刻まで40分はあるので、焼山まで行かないにしても少しだけと歩き出す。 しかし、次の停留場を見つける前にJRバスが過ぎ去ってしまう。 やっとの事で焼山に到着、予定より1本遅いバスに乗り込み、樹海の中を快走。 途中で「蔦温泉」でトイレ休憩、運転手さんの話しているのを聞いて、この蔦温泉に来たくなる。 源泉が足の下のすのこから沸き上がってくるのだとか、一見宿で感じも良さそう。 で、残雪が所々に残る中を走って酸ヶ湯で下車。 600円で入浴。 混浴だが、それより驚いたのは洗い場がないこと、石けんもなし、あるのは2種類の湯船と打たせ湯、掛け湯のみ。 打たせ湯をやると湯が目にしみて痛いことおびただしい。 酸性の湯ですな、それもかなり強烈でした。 広さは思ったほどではない、千人風呂はいかにも大げさ、100人が良いところです。

秋田で佐竹氏の元居城を見てくる、駅から10分くらいのところに公園として整備されていた。 かなりだだっ広い。 そこから秋田新幹線で盛岡に向かう。 一つびっくりしたのは進行方向と逆に席が整備されていたこと、揺れる秋田新幹線を想像してひっくり返す。 が、案内で解った、大曲で進行方向が逆になるのだった。 でも大曲までは30分以上はかかった。
盛岡の駅ビルの中で昼食、海鮮ラーメンのセット、これは美味でした。
行程 イベント
7/3 函南 熱海 7:11 *
熱海 東京 7:11 9:21 *
東京 八戸 9:56 12:59 JR東北新幹線下り
新幹線はやて13
八戸 十和田湖 13:30 送迎バス
十和田湖グランドホテル * * *
7/4 十和田湖 子ノ口 8:00 8:16 みずうみ1号
子ノ口 焼山 徒歩
焼山 酸ヶ湯 13:14 14:13 みずうみ9号
酸ヶ湯 青森 16:58 18:00 みずうみ13号
ウィークリー翔ホテルチトセ * * *
7/5 青森 秋田 * * *
秋田 盛岡 * * *
盛岡 東京 12:41 15:08 JR東北新幹線上り
新幹線はやて14
東京 熱海 15:30 16:46 JR東海道線下り
特急スーパービュー踊り子11
熱海 函南 16:55 17:03 *



 初めて乗った東北新幹線、「はやて」はとにかく速い

 東京駅で買った弁当、ヘルシーっす

 盛岡の駅で売っていたのですが、「すぐり」とはなに?
 やっと来たバス ここから2時間近くの十和田湖畔まで運んでくれる、しかも無料!!

 バスにはおばさん一人とわてのみ

 十和田湖畔の店、閑散としていました

 十和田湖畔で

 散歩の途中、やはり自然は大きい



奥入瀬はあいにくの雨 カッパを用意して正解でした



青森での朝

急にこの電車に乗る気になる

秋田駅

秋田 佐竹氏の城址

秋田新幹線も初乗車

盛岡駅で海鮮ラーメン、結構美味

盛岡駅の駅前広場

東京駅