山 名 日向山 所 在 山梨県北斗市 標 高 1660m 登山日 2010.05.26
 頂に立てなかった日向山
 休暇をとり、5月の新緑の時期に一泊で出掛けた。 山梨県の県単位登山の本を頼りに出掛けたのだが、事前の情報収集不足で登山口を探すのに四苦八苦した。 第一に自宅を出たのが6時30分は少々遅く、実際に登山口に着いたのは10時を過ぎていた。 
 国道から登山口まではかなりの標高差があり、ここから山頂へ向かい周遊道を回るのに3時間と本にあったので、ちょっと遅いぐらいかと高をくくっていた。 天候は快晴ではなく富士山も雲に隠れていたし、直近の甲斐駒ヶ岳も山頂は見えず、雪肌の山腹が垣間見言える程度だった。
 通常は右回りらしいのだが、本の推進により左回りのルートをとることいにして歩き始めた。 
 通行止め柵を過ぎた林道はアップダウンもなく少しずつの登りを延々と歩き始めた、新緑が気持ち良いが落石がかなり多いのが気になる。 花崗岩が多く見られ、それも粉々になっているものも多数ある。
 40分過ぎに錦滝に到着、一服して林道をまた歩き始めた。 2つめの通行止め柵を過ぎると落石箇所があちらこちらで激しく、既に廃道の様相である。 台風22号だと思われる倒木も多く、落石や崩れは更にひどくなる。 完全に崩壊したところもあり、かなり苦労して歩いた。 3つのトンネルもあったが、その一つは入り口が半分近く土砂で埋まっていた。 その先まで行ったところで、どうもおかしいと気づいた、地図をもう一度確かめると、どう考えても行きすぎてしまったようだった。 時刻も12時を過ぎていたので、ここで昼飯にして本日は登頂を止めることに決してシートを広げ、さあ昼食と言うときに、雨がパラパラと降ってきた。 空はかなり暗く、一気に豪雨が来る恐怖は西沢渓谷で経験済み、すぐに昼食を中断して、滝の母屋があるところまで引き返すことにした。 引き返す途中で雨が大粒になり、カッパを着て、ザックカバーもして完全武装、30分くらいで錦滝の母屋まで帰り着く。 よく見ると、ここに看板があり、ここから登山道が分岐していることがやっと判った。 
 遅い昼食を済まして、登頂は次回にしましょうと車まで引き返した。 
 道の駅やサントリーの工場見学を経て、リゾナーレという結構に高級なところで一泊した、ちょっとわてには合わない感じでしたな。

錦滝で一休み。 ここに分岐点があろうとは・・・・

橋の上で記念撮影

新緑が綺麗でした

崩れたところを直そうとはしていません、かなり危険を感じました

後ろに見えるのは甲斐駒ヶ岳、雪が残っています。 残念ながら雲で山容全体は見えませんでした。