旅の名前 薩摩を反時計回りにぐるりと(次の1週間)
都道府県 鹿児島県
目 的 ふらふら
百 選 百名山他多数
日 程 2013.2.6-28
2/13
 快晴で動き回ろうと最初は思ったが、なかなかそうも行かないものだ。 近くにある3つの場所を訪ねるつもりだったが、冠獄園という日中友好で建てた施設を尋ねる。 中国の雰囲気は充分にあった、朝早く誰もいなかった。 

 その元となる除福の伝説から建てた像を見て良しとした。 ちなみに冠岳はその除福から名付けられたとか。
 

 その後、沈寿官の窯元で有名な美山に赴く。 残念ながら沈寿官のところはTVの撮影が行われており入れなかった。 

 仕方ないので、他を自転車で廻り、マグカップを買ってしまった。 

 で、南下を続け、日本三大砂丘のひとつという吹上砂丘に行く。 

 また自転車で廻るほど暖かかった。 その砂丘は実に広大、思い切り遠浅でした、多分鳥取より大きいのではないかな。

  

 風呂に入って道の駅 きんぽう木花館で泊まる。
2/14
 朝寝坊をして9時に道の駅を出発、ガソリンを補給して野間岬を目指す。大当という石垣の集落に寄った。なんでも朝日新聞とどこだかの主催で日本の里百選に選ばれているそうだ。非常に小さな集落で、一回りするが出会ったのは老人が三名だけ。迷路のような作りで、確かに多くの石垣がつまれていた。

 そこから先に進むと、驚異的な段々畑に出会う。思わず笑ってしまうような景色、山の中腹まで続く段々畑、しかも石垣、作物はさつまいものようだ、正直に驚いた。

 岬の突端に夕日が丘公園というのがあるらしく、非常に狭い道を進むと、九州電力の風力発電設備が多数。 どこにいっても昼食はなさそうなので、手持ちのスパゲッティーでカルボナーラなぞを頂く。 ここがアミティで来た最西端だろう。

 次は笠沙美術館と杜氏の里に寄る。 美術館は暇なんでしょうね、係りのおっちゃんが親切丁寧に教えてえくれた、いわゆるトリックアート、絵には指して感心しなかったが、建物が良かった。地中海風というかスペイン風というか、かなり洒落ていた。

  杜氏の里は焼酎でも杜氏が重要で、この地が日本の焼酎の杜氏を多く排出している歴史がよく解った。二代三代と受け継がれているようです。

  最後は鑑真和上の記念館に寄る、この地が鑑真が上陸した地にようだ。知っていること以外は余りなかったが、お客が少ないのでしょうお茶を出してくれた。  このころから小雨、明日は雨のようだ。 道の駅川辺やすらぎの里で宿泊。
2/15
 今日は完全に観光コースだったかな。知覧特攻平和会館と隣のミュージアム知覧、それと武家屋敷に行った。
知覧特攻平和会館は余り感動とか関心を呼ばなかった、戦闘機の意外な小ささとかなりのの資金を使ったと思われる映像には驚いたが。 それより驚いたには ミュージアム知覧のかくれ念仏だ、薩摩藩でキリスト教だけでなく一向宗も禁止していたのはまったく知らなかった。

 武家屋敷は完璧な観光コースに組み込まれており、今日も中国の団体とかち合った。思ったのは、中国人も日本人同様にカメラ大好きなんだなあということ。 あと、石でできた横長の桶の使い道が分からず、家の人に聞くとなんと槍を洗うためのものだった、全く考えが及ばず驚いた。その後、開聞岳の麓まで南下、道の駅山川港「活お海道」で休む。

 天皇陛下の写真が懐かしい、母の実家に同じように飾ってあったっけ

 梅と菜の花

 中国からの観光客が団体で大騒ぎ、武家屋敷に興味があろうとも思えないが・・・。 

 手前の石の横長の桶のようなモノ、これは槍を洗うためのモノだそうです。

 南下して開聞岳にお初お目見え

 スナップエンドウも安い安い
2/16
 
 本日は開聞岳の登山とその開聞岳のすぐそばの露天風呂に入っただけ。

 なんと桜が散り始めていた、まだ2月16日なんですが・・

 ここが登山口

 8合目くらいかな

 これは9合目くらい、快晴で展望がやっと開けてきた。 登山は久しぶりでちょっときつかった。開聞岳は1000mに満たないが、独立峰で海のそば、思った以上に頂上に近づくにつれて寒くなった。 
 9合目あたりでは霜が見られるほどだった。その9合号目くらいまでは視界が悪く、道は整備されていたがおおしろみには欠ける。 だが、9合目からの視界は抜群で、実に気持ち良かった。

 9時30分に出発、頂上に着いたのは12時を少し過ぎていた。 13時過ぎに下山を開始して、15時過ぎに帰り着いた。下山途中で左足の内転筋が吊ってしまったが、同じ下山途中のご夫妻から親切に漢方薬を頂くアクシデントがあった、有りがたかったです。
で、その開聞岳を右に、すぐ脇を夕日が沈み、左は紺碧の太平洋という、まさに絶景の露天風呂に入った。自分が今登った開聞岳だけに感慨ひとしおでした、気持ち良かったです。 男湯と女湯が交互なんだそうで、今日の女湯では開聞岳は見れないらしい、遇数日でラッキーでした。
2/17
 
 昨日買った「三角フクレ」というのを朝の食事で食べる、不味くはないがただの蒸しパン。 問題は期限が明日までしかない、とても二日間では食べきれない、甘くて重いのだ。

 
 いわゆるスナップエンドウの畑、これがあちこちに数知れないほどにある、まるでこのあたりはスナップエンドウの森だ。
 

 で、西大山駅に寄った、JR最南端の駅、黄色いポストの意味は何か?
 

 そのあと、菜の花と池田湖と開聞岳のシチュエーションを撮すために池田湖に向かう。
 

 余りパッとはしないが、さてどうか?
 

 今日の最後は、砂風呂。 初めてだったが、浴衣に着替えて砂に寝ころび、砂をスコップで掛けてもらうだけなのだが、下と上から熱い。 10分くらいで勝手に終わって良いと言われたが、20分ほど寝ていた、ウオークマンで桂枝雀の落語を聞きながらだったので飽きないし、苦しくもなかったのだ。

 で、道の駅いぶすきまで来て、安寧芋が売っていたので100円買って食す、確かに甘いがねっちょりしていてホクホクではない、今日はここで休む。
2/18
 
夕べから雨がやまず、本日はなにもしないと決めた。とはいっても時間があるので、溜まった洗濯ものをコインランドリーで処理する。カーナビを新しくして、かなり改良されて気に入っているのだが、コインランドリーをうまく探してくれないのは不満だ。昨日の道すがら、三軒以上は近くにあるのだが、検索するととんでもない遠くばかり、なぜだろう?
 あとは、お風呂。山のようにある市内の風呂の中から、「殿様湯」を選んだ、というか一番近かっただけ。だがこの湯は良かったです。さすがにその昔、島津の殿様が入ったというだけありました。少し茶色に濁っていて、温泉成分がへばりついている。

 地元の人が教えてくれたが、窓の外に殿様が入った時代の湯船の跡がありました、湯船を連ねて適温にしていたらしい。
今回の温泉の中で三本の指に入りますね。

 指宿をあとにして、鹿児島市に入り「道の駅喜入」で休む。
2/19
 
 昨日に続き今日も朝の雨は止まず、車を置いて自転車で駅まで行きそこから電車で鹿児島市内をまわる予定だったが、車でいくしかなくなった。一番最初に行ったのが維新ふるさと舘、専用駐車場の入り口に屋根があり、アミティでは入れず、他にないかと掃除のおばさんに尋ねると、これが親切な人で、一緒に駐車場まで来てくれて停められる場所を教えてくれた。
  じつはどうってことはない、屋根のある入り口のすぐ脇に二台だけ中型車用のスペースがあるのを見逃していただけだが、親切なおばさんでよかった。

 ここはせいぜい一時間くらいのつもりで入ったのだが、とんでもない勘違い。鹿児島市の施設なのだが、実に細かい、ジオラマを多用してあり、映画とロボットを使った維新史の劇も共に良くできていた。これが300円とは驚き、結局三時間近くを過ごした。

 昼食の時刻をとうにすぎたため、退出して城山に行く。 30年前に来ているはずだが、どうもうろ覚え、もうろくはしたくないものだ。

 で、次の宿泊地である道の駅まで行くことにしたが、途中に仙巌園があり、ここも来ているはずだ寄ってみた。 こっちは失敗で、観光コースそのものでした、しかも入場料1000円、駐車料300までとられる始末。まあ、自分が入ったのだから仕方がないが、間違いでした。

 早々に廻って錦江湾を一回りして道の駅垂水で休む。ここには温泉があるので助かる。