旅の名前 道東2013秋 第1週
都道府県 北海道
目 的 ふらふら
百 選 いっぱい
日 程 2013.9.1-10.3
9月1日 自宅→「道の駅富士吉田」→ほのかの湯→「道の駅ホットパーク浅科」 190km

新潟港に向かって、約400kmをひたすら走り続ける。 もちろん、高速などという代物はご隠居には不向き、一般道を寄り道して走るのが良いのですよ、はい。 

3度目かなあ、ほのかの湯。 「道の駅ホットパーク浅科」から近いことと、広い露天風呂もあってこの地域で400円は格安。

  「道の駅ホットパーク浅科」はメイン道路と建物の奥に駐車場があるので、静かなんです。
9月2日 「道の駅ホットパーク浅科」→「道の駅花の駅ちくま川」→「道の駅新潟ふるさと村」→新潟港フェリーターミナル→船中泊 252km

 朝8時前に出発、3分走ったところでラジオが突然に切れた。ラジオだけではなく、カーナビもダメ、すぐにフューズが切れたとわかった。今回はスリーウエーの冷蔵庫を積んできて、その電源をシガーからとったのだ。 昨日まではなんとかもっていたが、やはりオーバーロードでした。
 とりあえず、冷蔵庫はガスに切り替え、フューズは予備に取り替えて乗りきった。 スリーウエー冷蔵庫はサブバッテリーの心配をしなくていいのと、まったくの無音が最大のメリットだ。
 夜中に冷蔵庫の起動音はたまらないし、電圧低下警報にもうんざり。一人旅なら大きなスリーウエー冷蔵庫、それほど邪魔ではないと思ったのだが・・・。 カセットガス一本で約1日はもつ、90円くらいで買えるのでそれほどコストも気にはならない。
 冬は備え付け冷蔵庫を寝る前に電源オフしても問題なかったが、さすがに夏は無理。 北海道でもこの季節は無理だろう。まあ、今回はカセットガスでいくかなあ。
 250kmほど走り、5時過ぎにフェリーターミナルに到着、切符を買って、後ろに積んであった自転車を折り畳んで室内に入れた、実測で追加料金をとられそうだったのだ。 お陰で、出発まではところ狭しといったところ。
 夕食をコンビニ弁当を買ってきて、途中の道の駅で仕入れたアスパラと枝豆を茹でる。 女房に教わって枝豆はハサミを入れた、結構に面倒だったがなんとかなった。
 あと乗船まで5時間あまりだ、やることは山のようにある。 とりあえず、夕食にするかなあ。
9月3日 船中→苫小牧フェリーターミナル→「道の駅ウトナイ湖」 22km

 心配した船酔いは薬を飲んだこともあり、かつ日本海がベタ凪だったことも手伝って問題なかった。津軽海峡に入って大きくローリングしたが、薬を追加で飲んだ。 
 同じ部屋になったご夫妻といろいろと話をしたが、面白かったのは山登りの話。 わてなどより凄いベテランのようで、アルプスの細かい名称がポンポン出てくるし、なんと剣岳にまで登ったとか。 その時の怖い話は格別でした。 
 北海道に着いたのは予定通りの午後5時、雨が降っていました。 とりあえず、近くにスーパーのある道の駅というので「道の駅ウトナイ湖」に行く。 

 朝食に持ってきたパン。 昼食は用意していなかったので、レストランのカレー700円、美味くはない。

 待望の北海道っす。
4
9月4日 「道の駅ウトナイ湖」→ウトナイ湖ネイチャーセンター→「道の駅むかわ四季の館」 26km

 なんと8時30分に起床、やはり船旅で疲れていたのかもしれない。 今日も雨、それもかなり激しいかった。そのなかで、汚水関係の処理と、補給水をした。 ウトナイ湖をちょっと見に行くと、この時期に白鳥が数羽いた。あとで行った野生鳥獣保護センターで聞いたところ、怪我をして帰れなかった白鳥だそうだ。
 で、道の駅にもどり、スタンプラリー用の冊子を買った、20駅位は回れそうなので買ってみた。 なかを見るとなんと温泉の割引の特典もあった。
 12時過ぎに出発して、道の駅むかわ四季の館に着いて、スタンプラリー冊子をみて、この駅に温泉があり、しかも100円引きだとわかり、そんじゃあここで今日は終わりと決めた。
 昨日、なぜか天丼が食べたくなって、天ぷらを買ってあったのでそれを昼食で食す。
 ちょっとした散策路があったので、ちょっと歩いてみた、やはり北海道だなあと感心してしまう風景がそこかしこにある。
 帰ってきて、今度は自転車で本屋を探しに出掛ける、お目当ては「HO」。 この本には無料と半額の温泉が多く紹介されているので、580円はすぐにもとがとれる。 なにしろ、これから入ろうかと思っていた道の駅の温泉が無料になっていたのだ。 あっという間に500円(スタンプラリー冊子で100円引きだから実質は400円)のもとをとった。

 結局は39の道の駅でスタンプを押し、この駅の駅長に提出した。

 クイズでもらったのは「しおり」、どこに行ってしまったのか?

 ちょっと歩いただけでこの風景、さすがに北海道。
9月5日 「道の駅むかわ四季の館」→義経神社→「道の駅サラブレッドロード新冠」
→サラブレッド銀座→優駿記念館→判官館森林公園→「道の駅みついし」
118km
 夕べは1時過ぎに雷と豪雨でよく眠れなかった。それもあって余り走らないつもりだったが、100km以上走ってしまった。やはり信号が少ないこと、自動車の数が少ないことで、すいすい走ってしまうようだ。
 最初に義経神社が目についたので行ってみたが、どうってことはなく、資料館も有料だったが、入ってみた。まあ、情けなくなるしろものだった。
 そこから牧場だらけの道をくだって、道の駅サラブレッドロード新冠に行く。 ここにはレ・コード館というのが併設されていて、これが猛烈な量のレコードを所有していた。 なんと85万枚以上、わてが一番最初に買った井上陽水の「氷の世界」があったので、聞かせてもらった、懐かしかったですなあ。
 そこにあるなんとかゆう搭に登って、音符の箸置きがあったので、女房に土産として購入。
 パンフを見ていたら、係りのおっちゃんが親切に教えてくれて、サラブレッド銀座から優駿記念館(オグリキャップの眠るお墓がある)などをみてまわる、最後に判官館森林公園に回るがおもろくなかった。  その間にも馬の写真を撮ったりして過ごした。
 最後は道の駅みついしで休む、これから併設されている風呂に入る、炭酸らしいのでちょっと期待・・・・裏切られる。

 ろくな物が売っていなかったので、焼きそばをつくって食べる。

 確か一番最初に買ったレコード、とうに紛失しています。

 サラブレッド銀座、この通りは右も左も馬の牧場だけ、巧い名前をつけたものだと感心した

 優駿記念館

 オグリキャップのお墓、写真のお墓は始めて見た。

 道の駅みついしにて休む
9月6日 「道の駅みついし」→襟裳岬→「道の駅コスモール大樹」→晩成温泉キャンプサイト 160km
 
 朝8時40分に出発、一路目指したのは「襟裳岬」。 海岸線をゆっくり進むが、わてとしてはかなりのスピード、実に60km/h、なのにどんどん追い越される、北海道にはスピード制限が無いようだ。
 思っていたのとはだいぶ違う印象の襟裳岬に着いたにはちょうど11時、先っぽに行ってみるがまだその先に展望するところがあった、かなり下がったところ。 一旦引き返して、コンビニ弁当を先端で食べようと思った。 その引き返す経路を来たのとは逆にして岬を回り込むように帰ったのだが、この途中で半島の西海岸が一望できるところがあった。
 これがなかなかの風景、風が強いが雲も流れていて良い雰囲気なのだ。 すぐに引き返して一眼レフに16mmをつけて戻り、色々と撮影を試みる。 フィルターを代えると、かなりコントラストも上がりわて好みになった。
 そこから突端で昼食を済ませ、また車に戻って今度は望遠と三脚も持って引き返し、撮影続行。 しかし、雲がどんどん増えてしまい絵にならなくなって終了。
 風の館というのがあったので入ってみる、この岬にはゴマフアザラシが生息しているそうで、望遠鏡で実物を見せてもっらえた。 映画もわて一人だけのために上映してもらう贅沢、投影管が弱っているようで真ん中が黄色く変色していたが、まあまあだった。
 3時前にそこを出発、道の駅コスモール大樹に4時過ぎに到着。 ここで休むつもりだったが、同じ町内に晩成温泉というのがあるのを発見、この温泉がヨードの湯(ヨードチンキのヨード)というのと、併設されているキャンプ場が入浴すると無料になるというので、こちらに変更。
 今、そのヨードの湯に入ってきた、まさにヨードチンキの色、臭いがわからないのがつまらないが、味はしょっぱくて苦味があった。露天風呂はなかったが、外にベランダがあり裸で出られる、海がすぐそこに見える。
 まあ、良いお風呂だった、昨日の炭酸温泉が名前だけでがっかりしたので今日は正解か。ただ、このキャンプ場、名ばかりでトイレが臨時施設並みなのにはがっくりだ。

「道の駅みついし」の裏手の小高い丘に登る

襟裳岬に行く途中で、道路脇の海岸で昆布を拾っているひとにあう、このあとどこかで昆布を拾おうと思ったが、機会がなかった。

襟裳岬に行く途中で見つけた百合

襟裳岬に行く途中、まあだだっ広いことおびただしい、気持ち良かったです

フンベの滝、右はすぐ海岸、左はご覧通り、不思議な感じの小さな滝でした

ただ休んだだけ

 このお風呂は濃い真っ茶色でなかなか良かったですね。
9月7日 晩成温泉キャンプサイト→「道の駅忠類」→「道の駅さらべつ」→「道の駅中札内」→帯広市岩内自然の村→札内川園地キャンプ場 89km

 朝の食事のあと晩成温泉のキャンプサイトでコーヒーを煎る、風が強かったがなんとか二週間分はできたかな。
 東に向かうか、ちょっと北に向かうかで悩んだが、とりあえず北に決めて、道の駅忠類に向かう。ここは昨日泊まろうかと思ったところだが、大きな道路に面していたのでうるさかったかも。 でも、すぐ脇に温泉があったり、ほんのすぐそこにナウマン公園キャンプ場というのがあった、しかも無料。 しかも併設されているパークゴルフ場も無料だそうな、それが本物のゴルフ場並みの芝生で距離もあり、たぶん27ホールじゃあないかな。
  この駅でもらったパンフにいくつもの庭園がたくさんあるのに驚いた、行くつもりになったが、余りにも天気が悪いので今日は止める。
 そこから道の駅さらべつ→道の駅なかさつないと回り、そこで豚丼を頂く。 それほど飛び抜けて美味しいというものでもなかった。
 で、天気が悪いのを理由に今日はなにもしないと決めた。そこで帯広市岩内自然の村というキャンプ場に出掛けるが、なんと予約をしないとダメだという、人っ子一人いないのにである。
 呆れてしまい、さっさと次のところに移動、札内川園地キャンプ場。 ここも無料だが、先客が6〜7組みもおり、川のほとりでさっきのところより広々としているのでここで休む。
 キャンピングカーを買って初めてサイドオーニングを広げて、読書とラジオで午後を過ごした。やはり道の駅とは違い圧倒的に静かで気持ちよかった。
 

 ちょうどジャガイモの収穫時期。 まあそれにしても規模が大きい。

札内川園地キャンプ場の入り口にある人工の滝