旅の名前 東北へ行くはずだった中途半端
都道府県 長野、福島、山形
目 的 キャラバン
日 程 2020/8/18-28
 当初は道東に行く予定で、資料を作っていたのだが、新型コロナの影響で、孫にまで北海道は危険と反対されてしまった。 仕方なく、新型コロナの感染が非常に少ない岩手県に行くことで反対を回避した。 無理して北海道に行って、万が一にも感染したら面目丸つぶれなので妥協したのだ。 今年は初の北アルプスに登ることも目標にしていたので、燕岳・大天井岳登山を初めにした。 帰りでもよかったのだが、10月だと雪も心配だったのだ。 なんとか無事に下山して、福島・山形と北上したところで、悦ちゃんが調子悪くなり、帰宅した。 2週間にもならず、北アルプス登山と山形の冷やし肉うどんを食べただけの旅になってしまった。
8/18 →「門々利うどん」→湖畔の湯→諏訪湖畔駐車場(ハーモニー)(昼食:吉田うどん)(夕食:〆さば)
 支度を終えて9時40分に出発。 とりあえず富士吉田を目指したが、御殿場の先で大渋滞にあって、着いたのは12時を過ぎていた。 渋滞中に行く店を考えて、「門々利うどん」に決定。 確か一度食べたことがあるが、その時の印象がない。 ところが今回は実に美味しかった。 天ぷらつけ麺を食したが、うどん自体が美味いのだ。 天ぷらは小ぶりだが、400円とリーズナブル。 あとはひたすら走り、湖畔の湯に入って諏訪湖畔駐車場に休む。 家は極めて暑かったが、御殿場を過ぎて一旦は涼しくないり、甲府でまたクーラーのお世話になる。 「道の駅 白州」で厚さはやわらぎ、諏訪湖は涼しい。 どうも、夏バテなのか生あくびが出たりする。 明後日、燕岳と大天井岳に登るつもりだが、体調を考えて10月の帰りにするかも。
8/19 →P→松柏→中房温泉登山者用第1駐車場(昼食:スーパー弁当)(夕食:山賊焼き)
 昨夜は涼しく、窓を閉めて寝た、静かでよい気温だと熟睡できた。 明日の登山の支度をいしてから、軽くPで負ける。 買い物をして松柏という温泉宿で檜ぶろに入る、なかなかいい風呂だった。 延々と登り、中房温泉登山者用第1駐車場に休む。 途中はネットにつながらなかったが、ここは繋がる。 ここは高度が1340mあり、かなり涼しい。 明日は6時出発予定。
 ここのトイレは、あるにはあるが簡易型で汚い。 ちょっと登った登山口にはちゃんとしたのがあった。 
8/20 →合戦尾根→大天荘(昼食:おにぎり)(夕食:山小屋食)
 4時過ぎくらいから周りがざわつき始め、5時には起きる。 朝食を済ませて、登山口には5時40分、いよいよ合戦尾根を登る。 さすがにアルプス3大急登というだけある、かなりきつい。 30分程登るごとにベンチが設けられているので、これが目安になる。 それにしても緩むところがほとんどなく、延々と登る。 「合戦小屋まであと10分」の看板に、感動を覚えるほどにつらかった。 合戦小屋は名物のスイカがあるが、スイカが苦手なので食べず。 ここで20分ほども休み、燕山荘を目指す。 ここからの1.5時間がつらい。 途中、はるか西の山にある大天荘らしきものをみて、あそこまで行くのかあと、正直なところ心が萎えたほどに遠く感じた。 燕山荘は尾根の上にあり、そこに到達したときの景色の変わりようは、どうにも表現できないほどのご褒美だった。 それまでの5時間20分が嘘のように飛び散るほどの景色。 このご褒美があるから、山登りはやめられないのだ。 写真をたくさん撮り、昼食を済ませる。 この景色でいただくおにぎりは美味しかった。 12時に大天荘へ向けて表銀座の稜線歩きを開始。  コースタイムは3時間だが、これは真っ赤な嘘で、大下りの頭に着いてすでに2時間30分。 大キレットをくだり、最後の急登を登るのに四苦八苦。 途中で一緒になったおばさんのグループに助けられて、大天荘にたどり着いたのは4時だった。 新型コロナで大部屋は細かく仕切られていた、一人部屋は1.5帖くらい、廊下とはカーテンで仕切られただけ。 不穏の上に寝袋、さらに持参したインナーで過ごした。 夕食は5時から、朝食は5時15分から一斉だそうだ。 メニューはサバの味噌煮(レトルト)が」メインだが、それ以外にいろいろついていて山小屋の夕食としては豪華だ。 周りのかたとの談笑もあり、疲れもそれなり取れたような気になる。

ここから1900mの大天荘まで、標高差は1440m

合戦尾根にはいくつもの休憩場所がある、ここは第2ベンチ

第3ベンチ、この辺ですでにフーフー

この看板には助けられた
やっと見えた合戦小屋

名物はスイカ。 嫌いなので食せず。

遥かかなた右手に槍の穂。 中央が大天井岳。 今日泊まる大天荘も小さく見えた。 気が遠くなるほどに遠い。 

やっと燕山荘が見える

 5時間20分かけて登った尾根に出ると、景色は一変して北アルプスの大展望(・∀・)ウン!! 

素晴らしいご褒美に感激

燕山荘

この景色の中で昼食

奥が明日登る予定の燕岳

昼食を終えて、3時間で着けるはずの大天荘を目指す。 この尾根が表銀座

 大下りの頭に着く。 まだ、まだ、先は長い。

 大天井岳への分岐までちょっとのところ

 登り返しは30分の予定が40分、もうクタクタで死にそうだった。 一緒になったおばちゃんたちのほうが元気なのに、ちょっとがっくりした。

 燕山荘から3時間のコースタイムだったが、4時間かかり何とか到着。

冷えたビールは600円、美味かったああああああああああああああああああああ

大天荘の受付兼売店

大部屋は新型コロナ対策で個室?に区切られていた。

廊下とはカーテン。 布団に寝袋、持参したインナーシーツにくるまって寝る。

 肉か魚が選べる。 当然魚を選んで、レトルトのサバの味噌煮。 色々つけ合わせもあり、ぜいたくとは言えないがまあまあの食事だった。 埼玉から来たという若者と、登山の話や車の話で盛り上がる。 
8/21 →大天井岳→燕岳→中房温泉→うわっぱらの湯→大町温泉無料駐車場(昼食:パン)(夕食:スーパー寿司)
 雲海の中から昇る日の出をみて、すぐに朝食。 この朝食も割と豪華。 すぐそこの大天井岳に登る、ほんの10分。 岩だらけの頂上だが、槍が目の前。 この近さの槍は初めてで、感動もの。 しかし、昨日からの疲れが取れていないのと、やはり2900mの高所で空気が薄いので、少し歩くとつらくなる。 6時15分に出発、表銀座を戻る。 昨日より楽なはずだったが、そんなことはなく、つらいつらい。燕山荘にたどり着いたのが10時過ぎ。 念願の燕岳へは、リュックを山小屋のリュック置き場において出かける。 荷物がないとかなり楽だ。 花崗岩の風化した独特の風貌をもつ燕岳、ここから昨日今日歩いた稜線を全部見渡すと、よくもこんなに歩いたものだと感心した。 大天荘が豆粒ほどにしか見えない。 燕山荘に戻りパンの昼食を済ませてゆっくりしていると、どうも雲の具合が怪しい。 早めの下山が良いだろうと、11時15分に下山開始。 合戦小屋に着いたら、ポツリポツリと来てしまった。 そこからまさに土砂降り、雷鳴が近くで轟き、生きた心地なし。 しかも、10年物の合羽は防水が切れていて、おまけに登山靴もだんだんと浸水する始末。 そこから延々と2時間以上下り続ける。 膝はガクガク、肩は痛い、腰も痛い。 中房温泉にたどり着くまでの長かったこと。 うわっぱらの湯で風呂に入り、すぐ近くにあった大町温泉無料駐車場に泊まる。 全身が満身創痍状態でした。  今回の山旅は、計画が無謀だったのが最大の反省。 1日目に9時間、2日目が8時間はいかにもきつかった。 山小屋泊まりでは、不要なもの(コンセントがないのに充電器、シャツ、ダウン)を持ちすぎ。 よかった持ち物のは、(歯ブラシ、ウイスキーは量が足りなかったが) サブバッテリーを車に積んでいながら、持たなかったのは失敗。 山小屋泊まりで登山する場合、二日間合計で10時間が限度だろう。

雲海からの朝日は良いものです。

日の出5時5分

朝食5時15分

朝食を終えて、裏の大天井岳に登る。 槍が目の前。

アルプスを堪能した朝でした。

表銀座を引き返すこと、やはり4時間かかり燕山荘に着く。 

燕山荘に荷物を置いて、燕岳に登山

イルカ岩 

まぜかお金がたくさん、しかも100円玉がいっぱい。

引き返して昼食を食べ、遠くで雷の音がしたので、早々に下山を開始。 合戦小屋まで下ったところで、豪雨に見舞われる。 雷鳴と豪雨、防水が利かなくなったカッパの中までびしょ濡れになる。 滑って転ぶのが怖くて、慎重に下り、膝と腰ががくがくになる。 中房温泉にたどり着いたころには、心身ともにクタクタ状態。 以降、3日間は足腰の痛みと戦うことになった。
8/22 →「道の駅 小淵沢」→「道の駅 千曲川」→野沢温泉 熊の手湯→「道の駅 野沢温泉」(昼食:冷やし中華のようなやつ)(夕食:カキフライ)
 朝、昨日一昨日のことを日記に書きしるすなどをして、やっと10時に出発。 昨日の疲れが全く取れず、生あくびは出るし、膝もふくらはぎもどこもかしこも痛い。 「道の駅 千曲川」を目指して走る。 テンホウでこの前と同じで、冷やし中華のようなジャージャー麺のようなものを頂く、なかなか美味しかった。 「道の駅 小淵沢」の駐車場に木陰を見つけて昼寝、今日も暑かったが風があり熟睡。 「道の駅 千曲川」に寄ったのは夕方で、良いものは何もなく、ネギとピーマンを買っただけ。 野沢温泉で、いつもの「熊の手湯」にゆっくり入り、新しくできた「道の駅 野沢温泉」に泊まる。
8/23 →「道の駅 いりひろせ」→大塩温泉共同浴場→「道の駅 かなやま」(昼食:カレー)(夕食:野菜炒め)
 朝、隣の車のかたから話しかけられた。 タイガースのユニフォームをシートにかぶせてあるのを見たようで、なにわナンバー。 タイガースの話や、登山の話などでしばらく立ち話をする。 9時過ぎに出発、只見川沿いを北上して、「道の駅 いりひろせ」でカレーを作って昼食を済ませ、日陰で昼寝。 あとはひたすら走り、大塩温泉共同浴場に入る。 建物が新しいのでどうかと思ったが、湯舟には抽出物がコッテリついており、焦げ茶色の湯は38度と温湯。 炭酸泉だが、体に泡はつかない、なぜかは不明。 1時間近く入る珍しき長湯をして、「道の駅 かなやま」に泊まる。

大塩温泉は良い湯でした、北アルプスの疲れが少しは取れたような気になる
8/24 →勝常寺→たんぽぽ→「道の駅 喜多郷」→「道の駅 田沢」→尼の湯→上杉神社→「道の駅 米沢」(昼食:喜多方ラーメン)(夕食:ゲソ天他
 昨日の午後からガソリンが底をつきかけ、スタンドを探しつつ走ったが、日曜日で3軒ほど見つけるも休業。 今朝も一軒を目指したがやっていない、とうとうランプがついてしまい、一番近くをとにかく探して入れる。 高かったが、そんなことも言っていられない、なにしろ過去に2度ほどガス欠で苦労しているのだ。 
 で、一息ついて名勝「勝常寺」に寄る。 かなり古いもので、趣もあった。 山門が触れれば倒れそうなほどに傾いていたっけ。 
 昼飯は、喜多方付近だったので、やはりラーメンを食べることにした。 「たんぽぽ」という店で食べたが、どうってことなし、これで喜多方ラーメンは3度目だが、当たりはない。 
 「道の駅 喜多の郷」で昼寝、「道の駅 田沢」でゆっくりして、小野川温泉で風呂に入ることにした。 前に入った小野の湯は閉鎖中だったので、「尼の湯」という街の真ん中にある共同浴場に入る。 42度でかなり熱く感じた、何しろ昨日が38度の温湯だったこともあるが。 上杉神社には車中泊できるか寄ってみたが、「道の駅 米沢」のほうが広々しているのでやめる。 結局、「道の駅 米沢」に泊まる。
ちょおと傾いているように見えた山門

腰に藁をつけているのはあまり見ないかな

尼湯は初めて入る

 ちょいと熱め
8/25 →亀岡文殊堂→「道の駅 たかはた」→瓜破石庭公園→熊野大社→山形うわの温泉天神乃湯→古竜湖キャンプ場(昼食:スーパー弁当)(夕食:刺身他)
 道の駅にあったパンフを見て、亀岡文殊堂 に赴く。 かなり古いもので、戦国期の直江兼続などパチンコでおなじみの武将が会合を開いた場所とか書いてあった。やっと足が普通に戻りつつある。 「道の駅 たかはた」に行ってみて、昔泊まったことのあったことを思い出す。 キュウリや桃を仕入れる。 すぐ近くの、瓜破石庭公園という石切り場の後を見に行った。 あまり整備されていないので、パッとしなかった。 そこから、熊野大社に寄る。 ここは大きな神社で、和歌山の熊野大社とどういう関係があるのか不明だったが、茅葺の立派なもの。 小さな祠が20以上あった。 三羽のウサギを見つけると幸せになれるとか、探してみたが皆目わからず。 ネットで調べると彫刻が出てくるがよくわからず。 山形うわの温泉天神乃湯で風呂に入り、予約しておいた古竜湖キャンプ場に泊まる。 小さな池のほとりで、大変に静か。 水は湧水が流れっぱなし、ネットの入りはあまりよくない。 トイレが簡易トイレというのが唯一のマイナスか。 

亀岡文殊堂  文殊とうのは文殊堂菩薩のことのようだ。

石切り場の跡地が公園だが、整備されていない

 熊野大社

茅葺の屋根は見事

水占いだそうな

 このキャンプ場は静かで文句なく良い。 
8/26 →「ざぶん」→熱塩加納村地域保健福祉センター 夢の森→「道の駅 喜多の郷」(昼食:肉そば)(夕食:焼肉のようなもの)
 朝、えっちゃんから電話で、調子が良くないとのこと。 夏バテだろうと思ったが、逓信病院に行って来いと話す。 
 洗濯などをして結果を待っていると、11時に電話があり、パーキンソンなど脳の病気の可能性もあると言われ順天堂を紹介してくれたとのこと。もっとも、その予定が10月ってどういうことか? 悦ちゃんが気弱になっていて、帰ってきてというので引き返すことにした。 
 せっかく山形まで来ているので、昼食は肉そばを食べて帰ろうと思い、一寸亭という有名店に行ってみたらこれが定休日。 近くの「ざぶん」というしゃれた店で食べた。 ボリュームがあった、そばは悦ちゃん好みの田舎風で太く平ら。 甘めの汁で美味しかったものの、麺がいまいち。 
 わて好みの細麺が良いなあ。 山形城址で木陰を見つけて昼寝、そこから灼熱の中を南下する。 あまりの暑さに冷房を入れたくらいに暑かった。 「熱塩加納村地域保健福祉センター 夢の森」で風呂を浴び、「道の駅 喜多の郷」に泊まる。
 洗濯物をすべて処理したが、乾ききる前に出発したので、車中で乾かす。

 そばが太目で田舎そば。 美味しいのだが、そばが気に入らない。
8/27 →「道の駅 たじま」→「道の駅 よしおか温泉」(昼食:回転すし)(夕食:鯵刺身)
 会津を素通りして、会津西街道を南下し続けた。 途中、「道の駅 たじま」に寄って、やけに安いトマトを仕入れる、なんとかいう名前だったが忘れた。 あとはただひたすら走り「道の駅 よしおか温泉」で風呂に入りそのまま泊まる。 「道の駅 みょうぎ」まで行こうかとも考えたが、少々運転疲れなのでやめた。 「道の駅 よしおか」もそれほどうるさくはない。
8/28 →ふじや→帰宅(昼食:吉田うどん) 
 久しぶりに「ふじや」で天ぷらうどんを食す、味やボリュームは変わらず、値段が少々上がっていた。