山 名 大和三山(耳成山畝傍山・香具山) 登頂No 10/11/12 所 在 奈良 標 高 139/198/152 登頂日 2009/4/5
 大和三山は確かに低山だ。 大和八木駅に降り立ち、ああここはこの前来た駅だったと思い出した。夏に来たときに、ここから送迎バスに乗り健康ランドに泊まったのだった。 ここの売店で昼飯を買い込み、いざ出発。 
 方向感覚が解らず耳成山(みみなしやま)の方角を通りがかりの方に聞き歩き始める。 しばらく進むと地図と地形の方向感覚が合ってきて、耳成山が見えてきた。 お椀を伏せたような小さな山、近づくと公園があり、花見の支度をしている何組もの人がいる、丁度良い頃合いのほぼ満開、天気も良し、日曜日とくれば花見のお酒も美味しいでしょう。 と、その横を通り過ぎて登山口から滑らかな道を選択し上り始める。 山をほぼ半周するようなゆっくりの上り、もう一つは山頂付近の神社へほぼ直線に上がる道でした。 散歩がてらの近所の人が多くすれ違う、ちょっと登ると嘘のように静かになる。 山全体が木々で覆われているために、街の騒音が吸収されてしまうのか、実に静かになる。 すれ違う人は色々だが、中には早足の人、中学生だろうか野球部の選手たちが山の中腹まで何往復も姿は元気いっぱいである、見知らぬ私たちに大きな声で挨拶してくれたのが清々しかった。ゆっくり登る人、走って降りてくる人と、この近くの人たちには実に手頃な散策の場所なんでしょう。 ただ、景色はほとんど見えないものの、途中で次に行く香具山が見える場所があった。 居合わせた老人に聞くと、ここは見えるように木を切ったのだと教えてくれた。 この老人は親切に神社のことやこの山のことなど色々教えてくれた。 ものの30分も登らないで山頂にたどり着くがやはり展望はなし。 途中にある神社を経由して一直線に降りるはずが、道を間違えたようで上ってきた道の途中に出てしまう。 

 そこから、香具山へ向かうが、ネットで探した案内図ではそれほど遠くない画であるが、実際はかなり歩いて登山口まで届く、この間の道は高い壁を巡らせた大きな屋敷の連続や、いかにも大和というのんびりした風景であった。香具山も極めて低く、あっという間に山頂に届く、丁度12時近かったので、ここで昼食にする。 団体客が来て案内人が色々と説明していたが、なんでも古代遺跡を守るボランティアの方たちであった。 登ってきたルートの脇のルートで下山、天の岩戸神社というのを見学しようとしたが通り過ぎてしまい、最後の畝傍山に向かう。 ここもかなりの距離で30分以上歩き、山の下まで到着、登山口が見つからずちょっと右往左往する。 草取りのおばちゃんに教えてもらった登り口から登るが、ここがやけに急峻な登山道でした、三山の中ではこの畝傍山が少しは山登りの気分が味わえた山。 ここの山頂は木々の隙間から少しは眺望が垣間見えた。 帰りは違うルートを下りたが、こちらは道のりは長かったもののかなり緩やかだった。