山 名 鳥海山 登頂No 34 所 在 山形 標 高 2,236 登頂日 2012/6/30
 登山の前日、鳥海山ブルーラインに乗り山岳案内人らしき人と話すと、もう鳥海山に沢山登っているとのこと、それはいい話を聞いたと、明日の天気次第では登ろうと決め、買い物をして鉾立の駐車場に引き返して寝る。
 5時に起床、もう車のドアの音がやかましい。 トイレを済ませて朝飯を食べると、出発は6時5分前。 
 歩き始めは張り切っているので快調、それに登山道が良く整備されていて歩きやすいわけではないが、まあまあ。 お浜という稜線に出るところまで約2時間、ここまでは案内の予定時間とほぼ変らず快調、雪渓が少しあったがだいぶ緩くなっていた。 
 お浜の階段を登ると、強烈な風、烈風ってやつ、すぐそこに鳥海湖が見えるのだが、その前にカッパを防寒用に着る。 そこから八丁坂、七五三掛け(しめかけ)まではアップダウンもありかなりきつかった。 
 七五三掛けからコースが2つに分かれているが、外輪山コースをとった(・・・これは失敗だった) まあ、後で考えると良く登ったものだが、上がって下がって息絶え絶え、11時頃にはつけるかと思ったが、さにあらず。 
 何しろひどく遠回りなのだ。で、着いたと思ったらそこは七高山という名前で、新山より6m低いと聞いたおばさんに教わる。 しかし、ここまで来て頂上を極めない訳にもいかないと、気持ちを奮い起こして、一旦下がり、雪渓を登る。 ひどく急な雪渓だが、緩いのでアイゼンは効かないし、第一持っていない。 
 頂上の真下にとりついたのが12時を少し過ぎていた。 このときに突風で、今岡7の帽子をもって行かれる、上海にかぶっていったもの、残念至極。 で、風を避けて昼飯をかけ込む。で、頂上付近はものすごい岩ばかりで、ここだけが火山で近い時期に出来たような感じ。 
 右回りに回って必死の思いで頂上に登る。 そこは10人で一杯になるほどに狭く、小さな賽銭の皿がおいてあった。 一緒になった若者のグループの写真を撮ってやったりしたが、とにかく風が強く余り長居をすると次々にくる人のじゃまになるので、そうそうに降りることにする。 
 頂上からの急な岩を降りていると、右足の太股をつってしまい四苦八苦。それが一段落して、また下がり始めると今度は左のふともも、情けなくなるが、これも運命か(;´д` )  
 今度は外輪山コースではなく、谷(大雪渓)をグングンと下る、雪渓の上の方が歩きやすいのだ。頂上で一緒になった若者たちの前を行ったり、追い抜かれたり。 
 途中で滑落して救助を待っている若者がいた。レスキュー隊員がどう助けようかで苦しんでいるようだった。 ヘリも来て、隊員もどんどん増えていき、最終は20〜30人はいたかな。 
 かなりがんばってそれでもなんとか5時間で帰り着く。 着くと、ヘリの着陸のために車を動かしてくれと頼まれる。 明日登るという長岡から来たというおっチャンにいろいろ聞かれ立ち話。 この日はゆっくりしようと、買い物を済ませて風呂に入り、20時ころに道の駅さきがたで泊まる。