2026 |
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| 1/13 | 久米宏さんの訃報 | 午前中にアスパラの移植のための準備を終えて、ピザで昼食を済ませてNHKのニュースを見ていて、突然に久米宏さんの訃報が報じられて驚いた。 元旦に、肺がんのため81歳で亡くなったとのことでした。 久米さんは「ニュースステーション」をやめてから、TBSラジオの「ラジオなんですけど」で長い間メイン司会者を務め、よく聞いていたし、今でもウオーキング用に聴くためにスマホの中に入れている。 久米宏さんはわてにとっては永六輔からの唯一の系譜であり、それがなくなってしまったわけで、信頼できる人がまた一人居なくなってしまった。 ラジオをやめてからは、ネットのHPでほんの少しだけ表に出ていたのが、それも「ヨットに乗って旅に出ます」と言ったきりで、そのまま完全リタイヤ、以降は全く消息を絶っていたのが久米さんらしいといえば、らしいだんでしょうね。 奥さまのコメントの中に「大好きなサイダーを一気に飲んだあと、旅立ちました。」とあった、これも久米さんらしいです。 なぜ久米宏が好きだったのか? 「歯に衣着せぬ」語り、忖度なし、自由で正直なところでした。 長く生きるということは、多くの人たちと別れるということのようです、深くご冥福を祈ります。 |
| 1/26 | 晩白柚 | 我が家の晩白柚は、2021年か2022年に二年生の苗を買って植えたものである。 ![]() 2024年の春に一房だけ収穫して大喜びしたが、2025年の春はまったくの不作というか、花も咲かずもちろん収穫は皆無だった。 それがなんとこの春は17房も出来てしまい、超がつく喜びである。 大きいのは売り物になるくらいに立派で、もちろん小さいのは夏みかん波の小ささ。 夏に摘果をしなかったために、この木にしては成らせすぎだったようだ。 50cm程で買った苗木は今は2m以上に成長、大きく枝を伸ばしている。 みかん類は豊作と不作を繰り返すのだが、毎年楽しみになってきた。 |
| 1/29 | 志の輔らくご in PARCO 2026 | 立川志の輔師匠の公演をやっと観ることができた。 毎年恒例の渋谷パルコでの一ヶ月公演の千秋楽の少し前に行ってきた。 ロビーにはお祝い花束がものすごい量、渡辺謙、山崎ハコ、田中英寿、吉田一輔、スターダストレビュー、柴田理恵、榊原郁恵、渡辺真知子、由紀さおり、松本明子、桑田佳祐、山下達郎・竹内まりあ等々、師匠の交友の広さが解かった次第。 普通の落語の公演では、弟子などが軽くやってから師匠が登場、中休みのあと同じパターンで二席するのが普通なのだがまるで違った。 なんと中休みまでに志の輔師匠が二席、中休み後に長い人情物をやり合計三席を志の輔師匠一人で演じきった。 全体の演出にも驚いた。 最初の出し物が盆踊りをテーマにした新作「ドドンガドン」、その最後はなんと金沢明子が唄うイエローサブマリン音頭に合わせた特大映像が突然映し出される「大仕掛け。 とても落語とは言えないようなエンターテイメント、さすが志の輔師匠、サービス精神旺盛だ。 続く二席目は新作でも少し前のもので、ファックスをテーマとしたドタバタっぽい「踊るファックス」だが、これもオチのあとに巨大なファックスが現れ、休憩を印字してある仕掛け。 そして三席目は古典の人情物「浜野矩随」。 さすが人情ものが実に上手い、しっとりと素晴らしい出来で、見せ場では満員の場内が静まり返ったのが印象的でした。 カーテンコールではお囃子など人たちも現れ、その後ろに舞台狭しと現れた桜の見事なこと。 三三七拍子で締めるなど、実によく練られた舞台で感心しきり。 |
| 2/10 | 第29回菜の花忌 | 今年の菜の花忌は東京での開催、有楽町の「よみうりホール」。 天気が良ければ皇居でも散策しようと思っていたのだが、あいにくの超寒い一日。 雪まで降ってくる始末で、屋外での活動はできなかった。 早めに昼食を済ませて、駅前にあったビックカメラで、時間をつぶした。 近く買い替えるつもりのタブレットを物色したり、JBLのスピーカーを探したり。 ヤマハのNS5000とかいうブックセルフの値札に仰天、なんと198万円と。(驚くほどの音色ではなかったかな) 何もかも上がっているが、これはちょっと驚いた。 でもって、「よみうりホール」を探したがよくわからず、大勢いるビックカメラの店員に聴くと、なんとこのビルの7階にあるという、これにも驚いた。 「よみうりホール」という大きな建物を想像していたのだが、完璧に裏切られた。 司馬遼太郎賞の贈呈式に続き、シンポジウム「豊臣家の人々」を語り合うが開催された。出席者は、4人の作家で阿部龍太郎、門井慶喜、木下昌輝、諸田玲子の諸氏、司会は昨年同様で上田早苗NHKアナ。 今回のテーマで面白かったのは、「豊臣家の人々」と同時期に「新史太閤記」「関ケ原」との関連性である。 「豊臣家の人々」は秀吉を中心としたドーナッツを形成する人々の話で、どちらかというと秀吉のもつ暗部が描かれており、「新史太閤記」が秀吉の明るい部分だけを書いているのと対照的とそ指摘に、なあるほどとうなずいた次第。 よく考えると確かにそうなのだ、秀吉二部作といえるかもしれない。 あと、司馬さんは家康が嫌いだったとか、天下を取るまでの秀吉の家来ならなりたかったとか、とても納得させられた。 それと、上田早苗NHKアナの事前勉強の徹底ぶりには驚かされた、付け焼刃ではなくかなり広範囲に資料を読み込んだのがありありと解かった。 来年は大阪である、今度は新幹線で行こうかなあ。 売っていたバンダナを買ってきて机の前に飾る、上は大天井岳の山小屋でもとめたもの、右は「志の輔らくご in PARCO 2026」で買ってきたもの、にぎやかになってきた。 |
| 3/20 | 国盗り物語の読後感想 | 司馬遼太郎の長編小説でなぜか唯一残っていたのが、この「国盗り物語」であった。 司馬の割と早い時期の作品でかなり有名なものだけに、読んでいなかったのが今にして思えば不思議だ。 ![]() 実はNHK大河ドラマでこの作品は取り上げられている。 斎藤道三役に平幹二朗、織田信長役に高橋英樹、明智光秀役に近藤正臣、濃姫に松坂慶子、深芳野役に三田佳子、小見の方役に山本陽子、お万阿役に池内淳子、足利義昭役で伊丹十三、さらに秀吉役で火野正平と、このころの大河ドラマの配役は豪華絢爛。 なんと昭和天皇もこのドラマを観ていたそうで、スタジオ見学までしたとか。 まだ、大河ドラマを熱心に観ていたころで、この配役が実在の人物のイメージとして出来上がってしまった。 その影響で原作を読むのが遅くなってしまったのかもしれない。 時代小説はフィクションとノンフィクションの混ざり具合で、色合いが変わるものだが、この小説はフィクション部分がかなり多く、その部分で司馬の考え方が随所に読み取れて楽しいものになっている。 斎藤道三とその遺志を継いだ感のある織田信長と明智光秀の人間性、性格、思想などの違いが段々と露呈していき、行きついたのが本能寺ということなのかもしれない。 司馬は織田信長の徹底した合理主義については、嫌いではないと思われるがどうだろう。 なぜ光秀が謀反を起こしたかについての考察が後半の物語の主題で、信長の傲慢さや部下を使い捨てにする所業、光秀についてはその政治力の欠落、先を読む力の少なさなど欠点は山ほどあるが、とにかく光秀の視点に立った後半はとても面白かった。 |