山 名 焼石岳 登頂No 107 所 在 岩手 標 高 1,548 登頂日 2016/7/1
 栗駒山で出会ったかたに教わった焼石岳に登ることにして、水沢観光物産館に行き、パンフをもらう。 登山ルートは「つぶ沼コース」に決めて、ネットも届かないつぶ沼の駐車場で休む。 
 翌朝5時過ぎに起床、朝食を済ませていると5時30分に軽自動車が来て、50代とおぼしき女性が一人で登り始めた。 それから延々と誰も来ない。 ラジオ体操をしているとやっともう1台が来た。 話をすると、さっきの女性は毎日登っているという。 登山客のほとんどは「中沼コース」で、「つぶ沼コース」から登る人はほとんどいないという。 なにしろ「中沼コース」のほうが1時間ほど短いのだ。 ただ、道路が未舗装のうえに狭く、パンフには1.8m幅までと書いてあったのだ。 トラブルはいやだったので「つぶ沼コース」にしたのだが、やはり1時間はきつかった。  
 6時45分に登り始める。 初めはブナ林の中を延々と登り続ける、1時間40分くらいで途中の石沼にたどり着く。 ここから焼石岳が見えたのだが、それが解ったのは実際に登ってからの下りでのこと。 銀名水という場所にはさらに1時間を要した、一端下ってまた登りになる。 この銀名水にはベンチもあり、先客もいた。 でもって、この水の旨いことといったら、なんと表現して良いか解らない。 冷たく、清く、滑らか、四苦八苦して登ってきたご褒美てっところでしょう。 
 そこからまた登りが1時間30分ほど続き、短いが雪渓も登った。  この途中で下ってきた女性と立ち話、毎日登っているのはなぜかと聞くと、「修行です。何の修行かわからないが・・・」
 お花畑も良かったが、風が強くなり、四苦八苦して頂上にたどり着いたのは11時20分。 ガスもでていたが、何とか視界はあった。 あまりの風で、少し下って沼のほとりで昼食にする。 食べ終わったら、さっさと下らないとあとが大変と、3時間かけて必死に下る。 最近は下りもきつい。 15時20分にやっと車に着き、インチキビールの旨かったこと。 
 久しぶりに苦労をした登山でしたが、毎日登る人がいるにも事実、歳を感じましたなあ。